
燕物産|月桂樹
100年以上続くクラシカルなデザイン
ハンドル部分の、稲穂と月桂樹の模様があしらわれたロココ調の装飾は、100年以上の歴史を誇ります。
銀白色に輝く洋白カトラリー
月桂樹は、500円玉にも使われる「洋白」という金属に銀メッキを施してつくられたカトラリーです。銀白色の美しい輝きは、ステンレスとは異なる上品な雰囲気を漂わせます。月桂樹が誕生した大正初期には、とても貴重な金属でした。
ナイフに宿る伝統の仕上げ
ナイフの柄は「最中柄(もなかがら)」で中が空洞になっています。それにより、太い持ち手と刃先のバランスをとり、使いやすいように設計されています。
刃部分には、国内では唯一、刀のように「鎬(しのぎ)」と「目通し」の表面仕上げが施されています。ヨーロッパ製のナイフに鎬が入っていた名残で、今もその伝統が受け継がれています。
「目通し」とは、ナイフの表面をきれいに仕上げたあとに、ヘアラインのような一定間隔の筋模様を入れる技法です。この加工によって、表面につきやすい傷を目立ちにくくする効果があります。
裏側に現れる作り手のこだわり
フォークやスプーンの裏側にも施された美しい彫刻は、かつてフランス貴族が家紋を裏側に刻んでいた伝統に由来しています。見えない部分に施された丁寧な装飾から、作り手のこだわりが感じられます。
燕物産株式会社
日本で最初の金属洋食器製造専門メーカーとしてその歴史を誇る燕物産は1751年に金物屋として創業したことをルーツに持ちます。
1911年、八代目捧吉右衛門が東京銀座の十一屋商店から洋食器の注文を受けたことが、燕市における金属洋食器製造の始まりとなりました。
「匙屋に徹す」という経営理念を掲げ、主に高級洋白カトラリーや18-8ステンレス製カトラリーの製造を行っています。お客様の満足を御利益、すなわち利益と捉え、その教えを守りながら製造しています。
燕物産はカトラリーを中心に、金属加工製品の開発・製造を通じて、地域“燕”に貢献することを目指しています。
〈 商品情報 〉
[ サイズ ]
デザートナイフ(H.H) 252mm
デザートスプーン 208mm
デザートフォーク 209mm
ティースプーン 138mm
ケーキフォーク 169mm
[ 素 材 ] 洋白